2011年7月5日火曜日

サトシさんへの返信も兼ねて

前回の記事への返信も兼ねて。



サトシさん。短くも真剣なコメントをありがとうございます。
ブログのコメントにあまり返信していませんが、今回のみ少しだけ書かせていただきます。

サトシさんのブログ、流し読みさせていただきました。

僕は今、大道芸人という職業に誇りをもってやっていますが、最初は職業にするつもりもありませんでした。
ただ、人に喜んでもらえる事が何よりも嬉しく、その思いだけでやってきました。
最初は先輩の芸や技を真似してみたり、教えてもらったりして、そのうちオリジナルの技やネタを作ったり、少しずつ見れるショーになってきました。

二十歳の頃に大道芸一本で生きていこうと誓いを立て、それまでプロを目指してやって来ていた音楽活動の全てを、願掛けの意味で足を洗いました。
高校時代の友人は、僕が音楽の道に進むと思っていました。

しかし、プロでやっていくうちに、大道芸人という職業に対する世間一般の方からの評価や印象があまりにも低く、悪いイメージだったことに気づきます。

それは、僕と同期のパフォーマーの多くが同意件で、なんとかこのイメージを払拭しなければ、僕たちのやっている事が正当に評価されないと思い、それぞれの意思や努力によって、少しずつ良くなってきました。

単純に技を身に付けて人前で披露しているのではなく、観る側の姿勢や、日本における大道芸文化の塗り替えや、マスメディアに正しい情報を伝えることや、一回一回のパフォーマンスを皆が皆、真剣に、質の高いものをやることによって、なんとかここまで、東京都を初め、サトシさんのご覧になった江ノ島もパフォーマーに許可を与えるようになり、パフォーマンスを行う事が出来るようになりました。

僕が凄いのではなく、先輩も後輩も含めた本当に多くのパフォーマー達の苦労と、そういった活動に早くから理解を示してくれた人たちの努力によって、今の活動が行えます。

現在、僕はローラーバランスのトップとして、そして更なる高みを目指して精進させていただいていますが、僕もずっと運動は苦手でした。
ボールを投げても遠くに飛ばせず、スポーツテストではいつも級外でした。
級外というのは、1級から5級まではシールが貰えて、1級は金色で、5級は赤色とかでしたが、クラスで僕と、もうひとり女の子でした。(今思えば、その子は精神発達がうまくできていない子でした。)

そんな自分が、今は筋肉つけて、トレーニングを繰り返して、人間離れしたバランス芸でパフォーマンスしているからびっくりです。


僕ができなかったのは運動だけでなく、勉強もいつも平均点以下でしたし、成績表にいたっては目もあてられない状態でした。
得意な科目は音楽、美術、家庭科、図工。
当然大学などは行っていません。そんな自分が今年は株式会社の設立をたったひとりでやりました。
本当に何がどうなるか、わからないものです。


ただ、人生は辛いことと楽しいことは同じくらい繰り返すのではなく、どちらかというと辛いことの方が多いです。
辛いことを沢山経験して、その結果、楽しいことがちょっとあると思うので、それはどのような職業に就かれても同じことです。

いじめられたり、差別されたり、嫌われたり、嫌な思いをしたり、悔しかったり。
その経験が、過去の思い出として過去は過去ですから。
他のひとには積めなかった経験を積めたものとして良い意味に解釈して。

今後の人生に活かすことが出来れば、無駄なことは1つも無いなって思います。




楽な人生なんてつまらないですから。
お互いまだまだ頑張りましょう。






大道芸人格安派遣-株式会社東京義賊

1 件のコメント:

  1. ああ。とりとめのない文章になってしまった(・・;)

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