2011年7月30日土曜日

被災地へ

3.11以降、色々なことがありました。
大道芸の活動場所が自粛を理由に活動できなくなったり、イベント出演の多くがキャンセルになったり。

そして今日は7/30

未だに被災地で不自由な生活をされている方や、復興に向けて歩き出している方がいらっしゃいます。
僕の友人や業界の仲間は、既に被災地へ慰問に行った人もいます。
そこで何を思い、何を経験してきたのでしょう?

震災直後に来られても迷惑だったでしょう。
あまりにも遅ければ、単なるボランティア公演におさまってしまうでしょう。

今なら、受け入れてくれるかも知れません。


今日から3日間、行ってきます。
東京都公認ヘブンアーティストの被災地応援パフォーマンスの第一団として。


7月30日:宮城県 名取市 名取が丘公民館運動公園
7月31日:宮城県 山本町 山下中学校
8月1日 :宮城県 女川町 中央公民館



被災地へ何を届けれるのかわかりませんが、自分のパフォーマンスで喜んでもらえるなら、与えられた機会を心を込めて努めさせていただきます。




大道芸人格安派遣-株式会社東京義賊

2011年7月6日水曜日

熱中症

最近、パフォーマンス中から身体の温度が高くなり、倒れそうな勢いでやってます。

特に江ノ島はマイクが使えないので、地声を張り上げてのパフォーマンス。

ご飯をしっかり食べて、夜ちゃんと寝れば回復するので頑張っていますが、けっこうツライ。。

こう毎日暑いと、ショーをやっている方も、見ている方も大変です。
今日は日向で汗を流しながら応援してくれるお客さんも居てくれて、嬉しい反面、申し訳ない気持ちにもなります。
暑いのは僕のせいじゃないですけど。

最近最後の5段ローラーが決まらない回があります。
暑さで体力も集中力も奪われて、繊細な感覚やコントロールがうまくいきません。
ショーのセリフで「何回かやれば運良く決まるって物でもないので!」とか言っていますが、真意は、数多く連続で挑戦すると体力の消耗が激しすぎて余計に決まらなくなるので、出来れば2回以内に決めたい。
やっても3回までしか無理。

疲れるからっていう理由ではなく、本当に今出来る最大限の事をやっているので。




この夏の暑ささえなければ、もっと成功率が上がるのですが。
でも、この暑さの中で100%決まるようにならないと、次のステップに行けないので。
今は我慢して付き合ってあげてください。

とにかくがむしゃらに頑張るんで。
絶対、もっともっとうまくなるんで。





大道芸人格安派遣-株式会社東京義賊

2011年7月5日火曜日

サトシさんへの返信も兼ねて

前回の記事への返信も兼ねて。



サトシさん。短くも真剣なコメントをありがとうございます。
ブログのコメントにあまり返信していませんが、今回のみ少しだけ書かせていただきます。

サトシさんのブログ、流し読みさせていただきました。

僕は今、大道芸人という職業に誇りをもってやっていますが、最初は職業にするつもりもありませんでした。
ただ、人に喜んでもらえる事が何よりも嬉しく、その思いだけでやってきました。
最初は先輩の芸や技を真似してみたり、教えてもらったりして、そのうちオリジナルの技やネタを作ったり、少しずつ見れるショーになってきました。

二十歳の頃に大道芸一本で生きていこうと誓いを立て、それまでプロを目指してやって来ていた音楽活動の全てを、願掛けの意味で足を洗いました。
高校時代の友人は、僕が音楽の道に進むと思っていました。

しかし、プロでやっていくうちに、大道芸人という職業に対する世間一般の方からの評価や印象があまりにも低く、悪いイメージだったことに気づきます。

それは、僕と同期のパフォーマーの多くが同意件で、なんとかこのイメージを払拭しなければ、僕たちのやっている事が正当に評価されないと思い、それぞれの意思や努力によって、少しずつ良くなってきました。

単純に技を身に付けて人前で披露しているのではなく、観る側の姿勢や、日本における大道芸文化の塗り替えや、マスメディアに正しい情報を伝えることや、一回一回のパフォーマンスを皆が皆、真剣に、質の高いものをやることによって、なんとかここまで、東京都を初め、サトシさんのご覧になった江ノ島もパフォーマーに許可を与えるようになり、パフォーマンスを行う事が出来るようになりました。

僕が凄いのではなく、先輩も後輩も含めた本当に多くのパフォーマー達の苦労と、そういった活動に早くから理解を示してくれた人たちの努力によって、今の活動が行えます。

現在、僕はローラーバランスのトップとして、そして更なる高みを目指して精進させていただいていますが、僕もずっと運動は苦手でした。
ボールを投げても遠くに飛ばせず、スポーツテストではいつも級外でした。
級外というのは、1級から5級まではシールが貰えて、1級は金色で、5級は赤色とかでしたが、クラスで僕と、もうひとり女の子でした。(今思えば、その子は精神発達がうまくできていない子でした。)

そんな自分が、今は筋肉つけて、トレーニングを繰り返して、人間離れしたバランス芸でパフォーマンスしているからびっくりです。


僕ができなかったのは運動だけでなく、勉強もいつも平均点以下でしたし、成績表にいたっては目もあてられない状態でした。
得意な科目は音楽、美術、家庭科、図工。
当然大学などは行っていません。そんな自分が今年は株式会社の設立をたったひとりでやりました。
本当に何がどうなるか、わからないものです。


ただ、人生は辛いことと楽しいことは同じくらい繰り返すのではなく、どちらかというと辛いことの方が多いです。
辛いことを沢山経験して、その結果、楽しいことがちょっとあると思うので、それはどのような職業に就かれても同じことです。

いじめられたり、差別されたり、嫌われたり、嫌な思いをしたり、悔しかったり。
その経験が、過去の思い出として過去は過去ですから。
他のひとには積めなかった経験を積めたものとして良い意味に解釈して。

今後の人生に活かすことが出来れば、無駄なことは1つも無いなって思います。




楽な人生なんてつまらないですから。
お互いまだまだ頑張りましょう。






大道芸人格安派遣-株式会社東京義賊