2010年11月2日火曜日

五段ローラー。まぁまぁな成功率。

TOMIの五段ローラー。

そのこだわりは、何の支えも無しに乗るところにあります。

ローラーバランス自体、難しい曲芸ではありますが、支えてもらって、板の上に乗り、それから手を離せば、比較的容易に短時間ですが乗っている事が出来ます。

たまにお客さんが「やってみたい!」と言ったときは、指導し、支えて、乗ってみる事が出来ますので、興味のある方は申し出てください。
※体重が50kg程度までの方で、指示を守れる方に限ります。


そんな、ローラーバランス。支え無しに乗るのは難しく、乗ってからバランスを取りながら立ち上がると、立ち上がるにつれ、重心が垂直方向に移動していきますので、バランスをとる位地が常に変化し、繊細な感覚が求められます。

バランスが多少崩れつつも、立ち上がることが出来れば、立ち上がってからバランスを取れば良いです。
この【多少崩れつつ】の多少は、バランスをとることのできる幅が影響します。

詳しい原理は、いつか本にでもしてみたいと思っていますが、TOMIの一段ローラーの場合、25センチくらいの間でバランスをとっていますので、わざと大きく揺らしたりも出来ますが、多くのローラーパフォーマーと比べて狭い方です。

やり易いのは肩幅より靴一足分ずつ広いくらいです。
(10代の頃はその幅が55センチくらいありました。)


そして、三段ローラーになると、TOMIの使っている筒の場合、バランスのとれる幅がなんと5センチくらいです。
摩擦抵抗や、水平方向へのズラシも可能なのですが、それでも多く見て8センチくらい。

さらに最近やりはじめた五段ローラーになると、3~4センチくらい。
そこでシビアにバランスを取ります。



これは、TOMIの筒での幅であって、他の方とは異なります。

簡単に言うと、転がる筒も、転がらない方の筒も、筒の口径が大きいほど楽です。
転がらない方の筒の高さが低いほど楽です。

そして、支えがあって乗れば、更に楽です。





日曜日に、岡山県で、大道芸のコンテストがありました。
なんとか間に合わせたくて、その日に向けて練習と経験を積み重ねました。

出演順が悪く、09:50からという、ほとんどお客さんがいない時間帯にパフォーマンスすることになり、演劇や同じ大道芸の出演者など、関係者の方々相手のパフォーマンスになってしまい、順番の運がなかったと思いますが、そこでも五段ローラーを成功させる事が出来ました。

結果は三位。

他の出演者の方には失礼ですが、僕としては満足のいく順位ではありませんでした。
まだまだ修行が必要です。

ですが、この大会を目標に、駆け足で修行を積み、五段ローラーを習得したという事が、エントリーして良かったなーって思っています。


支え無しに、口径の大きくない、高さも低くない五段ローラーバランス。
めちゃめちゃ自信になりました。

正直、まだ本番での成功率は60%くらいです。
でも、TOMIは大道芸力はあるけど、ジャグリングはあまり上手くなくて、バルーンもそこそこしか出来なくて、技術においては、ローラーだけなんだけど、そのローラーですら、国内でトップではありませんでした。
でも、ローラー大好きで、ずっとずっとずっと、こだわって練習を積んできて、やっと出来るようになって。
今、すごく嬉しいです。

これからも、もっともっと練習して、年末にはある程度成功率を高めたいです。
五段ローラー、実はまだ終わりじゃなくて、もっともっと難しいやり方やバージョンで出来るようになりたいのですが、一朝一夕にはいかず、しばらくは安定して出来るようにするためのトレーニングを積んでいこうと思います。

明後日から、静岡で大道芸のお祭りが始まります。
オフ部門という事で、地面が芝生だったり、砂利だったり、緩やかな傾斜だったり、暗かったり、様々な悪環境の中、チャレンジします。

先日、湯河原のイベントでも地面が芝生でふかふかしていて凄くやりにくい環境がありました。

そういったところで、チャレンジさせてもらえるのは、とても修行になります。
寒かったり、暑かったり、体調が悪かったり。

どんな環境でも出来るように、成長していきたいです。










大道芸人格安派遣-東京義賊

1 件のコメント:

  1. MARLOWEパパ2010年11月3日 10:01

    2日のお昼頃、江ノ島でのパフォーマンス、
    楽しく拝見いたしました!
    トイプードルを抱っこしていた者です。

    大道芸を拝見したのは初めてでしたが、
    TOMIさんの技術、そしてトークに
    どんどん吸い寄せられていくのが、
    自分でも判る位、楽しかったです!
    特に最後の五段ローラーは、緊張感もあり、
    「え?本当にその上に乗っちゃうの?」
    って、ハラハラドキドキでしたが、
    成功した時は、正直感動いたしました。

    またお見掛けしたした際は、
    楽しませてもらいたいと思います。
    これからも怪我に気をつけて、
    頑張って下さい!

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