2011年8月21日日曜日

先輩と長電話

先日、お台場で待機中に、こちらからの電話に折り返しをいただき、ちょっと長めの電話をしました。
久しぶりに話をした先輩という事もあり、近況報告と景気の話から練習やフェスティバルの話など、会話が途切れることなく、たくさんお話させていただきました。

「昔はTOMIはかわいかったけど、今はかわいくなくなったなぁー。」
「いやいや、そんな事ないですよ♪今もかわいいはずです(笑)」

「昔は稼げていないのに頑張っているイメージだったけど、今は技も凄いし、稼いでるし、それで今もまだまだとか言っちゃって頑張っているし」
「いやぁー。そんな事ないですよー。昔は確かにお金がなくて色々苦労してましたけど、今だって休まずにやっているからなんとか生活できる感じですし、やらなきゃいけないことが目に見えているから、目標を据えて頑張っているだけですし。」

「昔はかわいかったから(稼げないという意味でも)、頑張って!って思ったけど、今は頑張らないで!って言いたいよ。」
「ありがとうございます(^-^)僕には○○さんや他にも素敵な先輩が沢山いるので、みんなにそう思ってもらえるように頑張ります!いつか絶対抜きますから!」

「いやぁ、もうすでに俺なんか抜かれちゃってるよ」
「そんな事ないですよ!もし収入で○○さんを抜いていたとしても、それは○○さんが現場に出ている日数が少ないだけですから。僕はショーも含め、色々な面で先輩を抜きたいんで!先輩を抜くのが後輩のつとめだと思っていますから!」


なんて会話をしました。
本当に尊敬できる、素晴らしい先輩たちが多くいます。
時に先輩後輩として、時には友達として、仲良くしてくれています。
そんな先輩達が大好きです。


だから、絶対抜きます!




実際は僕が頑張ると、先輩も頑張るので、一生抜けないのかも知れません。
僕自信も、後輩が頑張っているので、抜かれないように頑張っているところも多いです。


大道芸は個人個人の事業であり、アートですが、この業界は個人同士の繋がりがあり、先輩たち皆に育てられているな。と感じることが多いです。




今日は今日で雨のちくもりの江ノ島。
自分の更なる可能性とレベルアップの為に、今日はお客さんが少なそうですが頑張ります。


成功と完成は、努力の積み重ねによってのみ、生まれるものだと思っています。
その為に、小さな事でも、小さな小さな進化や発見であっても、とにかく積み重ね、精進あるのみです。







大道芸人格安派遣-株式会社東京義賊

2011年8月16日火曜日

かっこいい先輩

コミケでの3日間が終わり、帰りに先輩のパフォーマンスに遭遇しました。

普通にお客さんとして見てしまい、すっごいかっこよくて、技の難易度だけでなく、細かなところまで気を使ってポーズをとっていて、本当に凄いなぁーと、心から感動しました。

終わったあとでお話しする時間を頂いて、近況報告などを。
その話の流れで年齢を伺ったら、僕とちょうど一回り違いました。

あと12年経っても、あんなに綺麗でかっこいい演技が出来るかと思うと、わくわくします。

その先輩は倒立や綱渡りを主にやっている人で、先輩があんなにキレのある技が出来るなら、それよりも若い自分はもっともっと伸びるはず。



まだまだ行けます。
ローラーバランスの頂点を目指して、日々精進あるのみです。







大道芸人格安派遣-株式会社東京義賊

2011年8月8日月曜日

やっとマトモなパフォーマンス

今年は被災地へ行かせていただいたり、各地の大道芸フェスティバルに出演させていただいたりと、なかなかハードな年になってきました。
既に宮城県への慰問と、富山の大道芸フェスティバルが終わりました。
今後はアートタウンつくば(5年ぶり)を始めとして、いくつものフェスティバルに出演させていただく予定です。

忙しい忙しいと言いながら、天気に翻弄されたりして、なかなか思い通りにパフォーマンス出来ていなかったのですが、
ようやくこの土日(8/6.7)に本拠地お台場でマトモなパフォーマンスが出来ました。


他の場所で手を抜いているとか、失敗だらけという意味ではありません。


僕のパフォーマンスは上京してからお台場で今のスタイルが作られたと思っています。
他のアーティストがやりたがらない悪環境のもとで、どんな状況でも通用するパフォーマンスを創り上げてきました。
お台場で良いショーが出来ると、自分自身に戻れたような気がします。

8月中の土日で、お台場でやるのはもう8月21日(日)を残すのみという、今年は非常に残念なスケジュールですが、天候に恵まれれば、精一杯、ホームグラウンドを踏みしめてステージを行います。



大道芸人格安派遣-株式会社東京義賊

2011年8月3日水曜日

被災地感想

前回の記事に書きましたが、東京都公認ヘブンアーティストの被災地への派遣という事で、三日間、宮城県へ行かせて頂きました。

7月30日 宮城県名取市名取が丘公民館
1歳~12歳のお子さまと、そのお母さんという層が多かったです。
今回、TOMIが一番手で、被災地応援パフォーマンスの口火を切らせて頂きました。
本来、外で公演予定だったのですが、少雨により、急遽体育館の中でやりました。
音が(特にマイクが)こもってしまって、何を喋っているのか伝わりづらかったのがちょっと残念。
今回用にアイポッドの中を編集して、いつもと少し違う構成にしました。
ほとんど一緒なんですけど、最後の曲が「辛いけど乗り越える」とか、「涙の後は虹が出る」みたいな曲ではなく、単純に「上を向いたあるこう」的な意味の曲が良いなと思いました。

そして選んだのが「FMBのあとひとつ」です。

http://www.youtube.com/watch?v=TvSUH9wBYFs&playnext=1&list=PL12CDCA7C24CE64FA

歌詞の意味はいいんだけど、甲子園の応援ソングか何かで、被災された方に勇気は与えるものの、つらい過去をリンクさせない、そのズレ方を狙いました。




7月31日 宮城県山元町 山下中学校
日曜という事もあり、様々な催しが行われていました。
脇のグラウンドではサッカー少年達がトレーニングを頑張っていました。
バルーンを配る人もいました。
音楽イベントもやっていました。
約200名の方が集まっていただき、広い体育館の中で、おもいっきりパフォーマンス出来ました。
僕らの後に中学生の吹奏楽演奏がありましたが、パフォーマンス後のジャグリング教室と時間がかぶってしまい、僕らの方にお客さんが集中してしまいました。

様々な催しで被災者支援を行うのは良いことですが、詰め込みすぎてアレもこれもになるのはどうかな?
せっかく演奏に来た中学生も、かわいそうです。


8月1日 宮城県女川町 女川運動公園
ここは、TVで見たままの現実がありました。
本当に、未だ手付かずになっている場所が多く、大きなマンションが天地が逆になっていたり、本当にひどく、悲しい現実がありました。
その被災現場を超えなければ辿りつけない女川運動公園は津波の被害を免れた高台にありました。
お年寄り中心で、それでも全部で60名ほどの方に観て頂きました。
この三日間で一番大道芸っぽい形でショーをやりました。
一人ひとりにしゃべり、伝え、笑ってもらいました。


今回は被災地支援という事で荷物を載せるのにも限界があり、5段ローラーを持ってきてはいなかったので、3段でフィナーレだったのですが、この日はTOMIの3段が終わって自己紹介をしようと思ったら横から金子隆也くんが4段目の筒を持ってきて、4段をやる事になってしまいました。

いや、冗談で、「あとで持っていきますよ」って言ってたけど、持ってこないだろうと思ってフィナーレに進んでたから本気でびっくりした。



そんな楽しいパフォーマンスをお届けしてきましたが、いずれの場所も喜んで頂けたようで嬉しいです。

被災地の状況は復興に向けて確実に歩き出しています。
ただし、それは未だ一歩歩き出したくらいです。
積み重なったガレキの山。
おそらく家が建っていたであろう、延々と広い土地。
繋がっていない道路。電車の走らない鉄道。

まだまだ支援が必要だと思います。

また機会が与えられれば、何度でも被災地へ足を運びたいと思います。










大道芸人格安派遣-株式会社東京義賊