2011年8月3日水曜日

被災地感想

前回の記事に書きましたが、東京都公認ヘブンアーティストの被災地への派遣という事で、三日間、宮城県へ行かせて頂きました。

7月30日 宮城県名取市名取が丘公民館
1歳~12歳のお子さまと、そのお母さんという層が多かったです。
今回、TOMIが一番手で、被災地応援パフォーマンスの口火を切らせて頂きました。
本来、外で公演予定だったのですが、少雨により、急遽体育館の中でやりました。
音が(特にマイクが)こもってしまって、何を喋っているのか伝わりづらかったのがちょっと残念。
今回用にアイポッドの中を編集して、いつもと少し違う構成にしました。
ほとんど一緒なんですけど、最後の曲が「辛いけど乗り越える」とか、「涙の後は虹が出る」みたいな曲ではなく、単純に「上を向いたあるこう」的な意味の曲が良いなと思いました。

そして選んだのが「FMBのあとひとつ」です。

http://www.youtube.com/watch?v=TvSUH9wBYFs&playnext=1&list=PL12CDCA7C24CE64FA

歌詞の意味はいいんだけど、甲子園の応援ソングか何かで、被災された方に勇気は与えるものの、つらい過去をリンクさせない、そのズレ方を狙いました。




7月31日 宮城県山元町 山下中学校
日曜という事もあり、様々な催しが行われていました。
脇のグラウンドではサッカー少年達がトレーニングを頑張っていました。
バルーンを配る人もいました。
音楽イベントもやっていました。
約200名の方が集まっていただき、広い体育館の中で、おもいっきりパフォーマンス出来ました。
僕らの後に中学生の吹奏楽演奏がありましたが、パフォーマンス後のジャグリング教室と時間がかぶってしまい、僕らの方にお客さんが集中してしまいました。

様々な催しで被災者支援を行うのは良いことですが、詰め込みすぎてアレもこれもになるのはどうかな?
せっかく演奏に来た中学生も、かわいそうです。


8月1日 宮城県女川町 女川運動公園
ここは、TVで見たままの現実がありました。
本当に、未だ手付かずになっている場所が多く、大きなマンションが天地が逆になっていたり、本当にひどく、悲しい現実がありました。
その被災現場を超えなければ辿りつけない女川運動公園は津波の被害を免れた高台にありました。
お年寄り中心で、それでも全部で60名ほどの方に観て頂きました。
この三日間で一番大道芸っぽい形でショーをやりました。
一人ひとりにしゃべり、伝え、笑ってもらいました。


今回は被災地支援という事で荷物を載せるのにも限界があり、5段ローラーを持ってきてはいなかったので、3段でフィナーレだったのですが、この日はTOMIの3段が終わって自己紹介をしようと思ったら横から金子隆也くんが4段目の筒を持ってきて、4段をやる事になってしまいました。

いや、冗談で、「あとで持っていきますよ」って言ってたけど、持ってこないだろうと思ってフィナーレに進んでたから本気でびっくりした。



そんな楽しいパフォーマンスをお届けしてきましたが、いずれの場所も喜んで頂けたようで嬉しいです。

被災地の状況は復興に向けて確実に歩き出しています。
ただし、それは未だ一歩歩き出したくらいです。
積み重なったガレキの山。
おそらく家が建っていたであろう、延々と広い土地。
繋がっていない道路。電車の走らない鉄道。

まだまだ支援が必要だと思います。

また機会が与えられれば、何度でも被災地へ足を運びたいと思います。










大道芸人格安派遣-株式会社東京義賊

2 件のコメント:

  1. 富山からコメントです。

    木曜日も金曜日も富山駅北に大道芸を見に行っていました
    !
    仕事後でちょっと遅い時間から見に行きましたが、TOMIさんのジャグリング楽しく見させていただきました。
    それも最前列で。

    今まで大道芸って、何となく見て、それとなくおひねりを出すって感じでした。
    間近で見た大道芸は、お金払う価値ありますね?
    もちろん、ボクの気持ち出させていただきました。

    楽しかったし、勇気もらったし、こんな素晴らしいものなんです。

    ぜひともまた富山に来てほしいです。

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  2. ありがとうございます。
    ご来場いただいた全ての皆様にお楽しみいただければ本望ですが、我々大道芸パフォーマーは、お客様からのお気持ちをいただかなければ生活が成り立ちません。

    10年以上つづけて、やっとなんとか評価して頂けるようなパフォーマンスになってきたと思っています。

    まだまだこれからも精進して、更に良いパフォーマンスを作って行きます。応援して下さい。

    富山の大道芸フェスティバル「オーバードサマーフェスティバル」は、国内の一流アーティストのみが出演を許される狭き門です。

    来年も行きます!と軽はずみに言える立場にはありませんが、是非また行きたいと思っています。
    その時はご家族、ご友人をお連れになり、是非応援しに来て下さい♪

    またの再会を心よりお待ちしております。

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